株価回復中の吉野家(9861)は買いなのか?【すき家・松屋と業績比較】
コロナがある程度落ち着いた後の生活ってどうなってるんでしょうね。
ひとつ言えるのは、確実に生活スタイルが変わると言うこと。
人が移動が減る(リモート化)・ウィルス(病気)に対しての向き合い方等など。
これだけグローバル化すると、ウィルスも蔓延しますからね。
SARSやエボラ出血熱の時は、日本にはあまり影響ありませんでした。
しかし、グローバル化が急速に進みこれだけ海外から人が入ってくると(海外に行くと)、ウィルスが急速に蔓延するのも当たり前。
人は人と接触する機会が減り、ウィルスに対してもより敏感になると思います。
そしてもうひとつ、皆さんも感じているかと思いますが、不況がやってきます。
とうとう倒産する上場企業が出ました。
恐らくこれからこういう報道が増えてくると思います。
これから収入が減ったり、なくなったりした時に
「やっぱり安いものが売れるのかなー。」ってなんとなく考えてました。
安いもの・リーズナブルなもの代表格として僕の中では
「牛丼」のイメージが強いです。
1食300円台で済ませられて尚且つおいしいですしね。
牛丼の価格変遷は経済指標の1つとして、過去使われてたこともあります。
ということで今回は、KING OF 牛丼の吉野家について、
競合と比較しながらコロナウィルス収束後はどうなるのか!
また吉野家の銘柄は買いなのか?について書いていきます。
今どの銘柄買おうか迷われてる方いらっしゃいましたら、
是非、参考にしてみてください。
牛丼一杯の価格比較と価格推移
みなさんは現在の大手牛丼チェーンの現在の牛丼(並盛)の価格はご存じですか?
☑松屋・・・¥296(税抜)
☑すき家・・・¥324(税抜)
☑吉野家・・・¥352(税抜)
価格の変遷を見ていくと、
●『松屋』の牛丼価格
・2000年9月......390円→290円
・2001年9月......390円→290円
・2004年10月......290円→390円(BSE騒動後の販売再開価格)
・2005年9月......390円→350円
・2008年9月......350円→380円
・2009年12月3日......380円→320円
・2012年1月......320円→280円
・2014年4月1日......280円→290円
●『すき家』の牛丼価格
・2001年3月......400円→280円
・2004年9月......280円→350円(BSE騒動後の販売再開価格)
・2009年4月23日......350円→330円
・2009年12月7日......330円→280円
・2014年4月1日......280円→270円
・2014年8月27日......270円→291円
・2015年4月15日......291円→350円
●『吉野家』の牛丼価格
・2001年7、8月......400円→280円(西日本、東日本の順に値下げ)
・2006年9月......280円→380円(BSE騒動後の販売再開価格)
・2013年4月18日......380円→280円
・2014年4月1日......280円→300円
・2014年12月17日......300円→380円
データ元:https://gakumado.mynavi.jp/freshers/articles/13761
※すべて税込み表記※
と言った感じで推移してきます。
上記の推移が景気と相関関係があるのか?
各企業の業績と併せて見ていきましょう。
景気が悪くなると安いものが売れる?
今回の相場の暴落は”リーマン並”とよく言われており、引き合いに出されます。
Googleによると、リーマンショックが’08年9月なので、
翌年の’09年の動向と比較して見ていきます。
’09年当時の各チェーンの牛丼一杯の価格が
☑松屋・・・¥352(税抜)
(年末に320円に改定されてますが時期が末なので¥380とします。)
☑すき家・・・¥305(税抜)
(同年内に価格改定ありましたが期間の長さで判断)
☑吉野家・・・¥352(税抜)
・すき家は今より安い。
・松屋今より高い。
・吉野家同価格。
という感じです。
松屋は当時、今より約50円ほど高かったです。
とは言っても300円台で1食済ませられる、という価格の安さは変わりません。
ではこういったリーズナブルな食事は、不況時にウケたのか。
各企業の業績を見ていきたいと思います。
・松屋
通期で前年比100.4%
可もなく不可もなくと言った感じですね。
・すき家
通期で前年比115.3%
かなり成長しています。
・吉野家
通期で前年比96.8%
前年割れです...。
という感じですので、松屋・吉野家の客足が「すき家」に流れていった
と言えるでしょう。
そういう意味では”不況時は安いものが売れる”と言えるでしょうね。
ただ今回は、「牛丼」に絞っているので興味のある方は他の分野でも調べてみてください。
もっと深堀してもいいかもですね。
吉野家(9861)は買いなのか?
さて、本題ですが「吉野家」は果たして買いなのか?
答えは「わかりません」です。(笑)
なぜなら、21年3月期の業績見通しが公表されてないからです。
「コロナウィルス落ち着いたら公表します~」とのこと。
残念ながら、各企業見通し不明とのこと。
それではチャートを見ていきましょう。
底をあげながら、移動平均線が収束してきているので、短期的には買ってもいいかなと思います。
僕なら2,300円を底で入るかなーといった感じです。
上値は2,800円あたりですね。
というわけで、見通し不明のため結論としては
短期なら買い!って感じです。
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それでは。